過払い金請求する前にまず、これを読め!

過払い金という言葉が一般的になってきてかなり経つけど、未だに過払い金があるにも関わらず、請求しない人も結構いると思う。
ただ、「そもそも自分が過払い金が返ってくるのか?」を知っておかないと、無駄な時間を費やしてしまうと思うので、過払い金そもそも話をしておくよ。

過払い金とは

かつて日本では借金の金利がとても高かった。高度成長期時代にはサラ金(サラリーマン金融)という言葉が出始め、簡単に借りれる代わりに金利が40%という時代もあり、とても返せる金利ではないので、自殺者が多く出て、規制が入り、その後はキャッシングでは29%くらいに落ち着いた。

さらに規制が入り、20%未満というのが今の時代。

で、その移行期間に2つの法律で違う上限金利が平行して使われていたのだが、高い方の金利は違法でしょ、という判決と共に、「高い方の金利で貸りていた分を遡って請求ができる」ということを有志の弁護士の先生方が最高裁で勝ち取った。素晴らしい功績だよね。

で、その法律が2010年に施行されるんだけど、その前に各消費者金融は自主的に金利を20%に下げていたので、実際には2007年ころに殆ど今の金利になっている。

第一条件「2007年以前からの借り入れが対象」

つまり、過払い金が発生している可能性がある人は2007年以前から借りている(又は借りていた)ことが第一条件。この記事を書いているのが2021年だから、今から14年以上前から借り始めているということで、二十歳を超えないと借り入れできないから、34歳未満の人はほとんど対象ではない。

「そんな昔から借りている人いるの?」と思われるが、当時の金利は29%くらい。
100万借りたら、単純計算で29万円が年間の利子。調子のいい時はいいけど、借金するぐらいだから、殆どの人が途中で苦しくなって、他から同じような金利で借りたり、支払い額を少なくしたりして、10年、20年と払い続けている人も未だに一杯いるのも現実。

第二条件「消費者金融・クレジットカードが対象」

消費者金融とはアコム、レイク、プロミス、アイフルなど
※法律改定により業界の再編が行われ、殆どが上記の大手に吸収合併又は廃業したので、まずは弁護士事務所・司法書士事務所に相談を。

クレジットカードは日本信販(ニコス)、セゾン、オリコなど
※JCBやジャックスは2007年よりも早くに金利を下げているので、 弁護士事務所・司法書士事務所に確認を。

第三条件「ショッピング・ローン、銀行のカードローンは対象外」

カードを使って何かを買った(ショッピング)、スマホ・携帯通話料代金の支払い、エステや美容整形のローン、車やバイクのローン、リフォームローン、住宅ローン、国民政策金融公庫や労金や農協のローン、学資ローンなどは対象外。

銀行のカードローン(例えばモビット、アットローンなど)も対象外。

この他たまに聞かれたのが「生命保険の貸付枠の借り入れはあるか?」というのもあったが、当然これも対象外。

第四条件「返し終えた分は返した日から10年未満」(要注意)

返し終えた分(完済分という)については、返した日から10年経つと、時効という法律があり、請求ができなくなる。ただし、返し終えてからしばらくして、また借りたというケースも多くあり、それが同じ契約だと認めさせることができれば、この条件は当てはまらない。
※該当する際はいくつかの弁護士事務所・司法書士事務所に聞いて回るのをオススメする。

以上が過払い金請求の条件。
具体的に書くとこんな感じ。

消費者金融・クレジット会社で2007年より前からキャッシングで借り、
①2015年ころ完済した→過払い金発生している可能性あり
②2010年に完済→現在2021年で、完済後10年経っているので時効となり請求は不可
③2010年に一度完済し、同じ金融業者でまた借りた→最初の完済分は時効だが、同じ契約とみなされれば請求が可能かもしれない。※弁護士事務所・司法書士事務所に相談を。

記憶は殆ど当てにならない

1週間前の昼ご飯、何食べたか覚えている人するほとんどいないので、人間の記憶なんて殆ど当てにならないと考えた方が良い。

「何年前から借りていましたか?」という質問に「15年くらい前かなぁ」ということで、調べてみたら20年以上前から借りていた。とか、逆に「20年前くらいから借りていた」とうので、調べたら「10年も経っていなかった」ということも良くあった。

借金はネガティブなものなので、人間の特性上早く忘れたいもの。

なので、気になるのであれば、弁護士事務所・司法書士事務所の無料相談に問い合わせをして、一度調べてもらった方が良い。
ただし、調査も有料のところもあるので、要注意。