闇金対応したらとんでもないものが来た(前編)

闇金マンガ「ウシジマくん」は山田孝之さん主演のドラマ派なヒロムです。
シーズンが変わるたびに事務員の女性が変わるのはなぜなんでしょうかね。しかもあまり美人でもなく、演技が上手いわけでもなく、微妙な感じという。。。
でも、マンガはかなりリアルすぎで怖いよね(汗
闇金といっても色々なタイプもあり、弁護士が入るとあっさりと手を引くところもあれば、爪痕を残していくところもある。
そんな闇金対応をしたある日の出来事のこと。
ある日、電話にて「闇金からお金を借りてしまい、利息の取り立てがすごいから何とかして」と、相談。
特に闇金対応ばかりをしている訳ではないのだが、月に2~3件くらい相談がある。
その中には闇金や街金といった違法金融会社であることすら、知らないで借りている人も結構いたので、知らないって強いんだなぁと思っていたり。
その電話で相談してきた相談者には、相手方に「あなたがたは違法なので、支払う義務はないよ」と弁護士から連絡する形になると伝え、電話を切った。
先生が電話でその闇金業者に電話すると、電話の向こうでは
「そんなのかんけーねーよ!!」
「〇〇のやつ、ぶっ〇〇してやっから、今から行くと伝えろやー」などオラオラな叫び声が(笑)
先生は冷静に話を聞き最後に「もう伝えましたからね」と言い、電話終了。
しばらくすると電話が鳴り、先ほどの闇金。
すぐに先生に代わり、おさまりつかないのか電話の向こうでまた叫んでいる。
その会話も先生は淡々と話しを進め、電話を切り、
「ヒロム君、何か届くようなので、来たら断っておいてね。私はこれから出かけるから、後はよろしくと。」
「先生何が届くんですか?」と聞くと
「叫び声が大きいのと変な関西弁でよく聞き取れなかったよ」(笑)
それ後、直帰するよと、先生は出かけていった。
業務時間も終わりに近づいたころ、ピンポーンと事務所のチャイム。
インターフォンスイッチを押すと。。。
「宅配寿司でーす!」
ん?誰も頼んでないのに。。。
ドアを開けるとそこには大きなお寿司のおひつを持って配達員。
「お待ちどうさまです!特上握り15人前お待たせしましたー」と寿司屋のデリバリー方の元気な笑顔。
は?。。。
コンテンツについて
元法律事務所職員ヒロム事件簿コンテンツについては、元法律事務所職員のウェブライターより提供いただいたコンテンツです。
ストーリーの脈はそのままに、該当の事象や人物などが特定されない範囲で、脚色させていただいているフィクションとなります。